腰痛、肩こり、捻挫、打撲、切り傷など、このような症状は、筋肉と骨を診察・治療している整形外科で扱っています。
つまり、背骨・手・足など全身の運動器官の病気や外傷を専門としています。そして整形外科の治療は、単に病気やケガを治すだけでなく、運動機能を元に回復させることを目的としています。
ゲガの受傷後や慢性の関節の障害の場合、残った機能を最大限に活用して、元の状態にできるだけ近く機能を回復させるために、リハビリテーションが必要となります。
また、運動機能の障害だけでなく、痛みを主とする疾患(神経痛や関節リウマチ)の治療を行うのも整形外科の主要な仕事です。
骨折
背骨・手・足やその関節に大きな力がかかったり捻ったりすると、骨が折れたりひびが入ることがあります。診察・レントゲン検査等で診断し、折れ方、折れた場所に応じてギプス固定等の治療が必要になります。骨折は骨が治る時期があるので、治療の時期を逸すると痛みが慢性化したり、治癒が困難になることがあります。痛みや腫れが強ければ、早めの受診をお勧めします。
腰痛
腰を捻ったり、中腰で無理をしたり、朝から急に動けなくなったりして出現する腰痛。いわゆるぎっくり腰や慢性の腰痛として理解されている腰の痛みですが、その医学的な原因は腰椎椎間板ヘルニアや変形性脊椎症、腰部脊柱管狭窄症など多岐に渡り、それぞれに適した治療法があります。
無理を押してのお仕事や、不適切なマッサージが病状を悪化させることも多く、まず原因がどこにあるか診断することが大切です。
レントゲン等で骨の状態を検査し、しっかりした診断のもとに治療することが、早く病気から解放される秘訣です。